PC上のファイルを
グラウトに自動同期
 「OneDrive」は、Microsoftが提供するグラウトストレージサービスです。インターネット上にファイルを保存できるため、複数のパソコンからはもちろん、Macやタブレット、スマートフォンからでもアクセスできます。もちろん、他の人とファイルを共有できるので、旅行写真を友達に渡すといった場合に活用できます。また、パソコンが壊れた場合にも、ファイルはOneDrive上に残っているので、大切なファイルのバックアップとしても利用可能です。
 Windows 10ではOneDriveとの同期が標準機能として搭載されています。 Microsfotアカウントでサインイ
ンしていれば、専用アプリのインストールや設定を行う必要はありません。初期状態で「ドキュメント」や「ピ
クチヤ」フォルダーがOneDriveと自動的に同期するように設定してあります。これらのフォルダ一にファイルを置けば、グラウトにも自動的にバックアップされるというわけです。
 OneDriveは無料で15GBまで利用可能です。撮影した写真を自動的にバックアップする[カメラロール]を使うと15GBが迫力口され、合計30GBに拡張されます。また、OneDriveを友達に紹介すれば1件につき500MB、最大5GBまで追加されるため、合計で最大35GBまで無料で使えることになります。
 さらに大容量を求めるならば、月額190円で100GB、380円で200GB追加できる有料プランを利用してみるのもいいでしょう。
 ファイルをグラウトへ自動的に同期
 ファイルをグラウトへ自動的に同期
OneDrive.comで容量を確認する
OneDrive.comで容量を確認する
同期するフォルダーをパソコンごとに変更する
 OneDriveでは、パソコンのローカルにあるフォルダーとグラウトが自動的に同期されますが、ストレージ容量が多いデスクトップPCやノートPCの場合、すべてのフォルダーを同期すると、たちまちOneDriveが容量不足になってしまいます。また逆にタブレットの中には、OneDriveよりもストレージ容量が少ない機種があるため、OneDriveの同期設定を見直しておきましょう。
 設定の変更は、タスクバーの通知領域にあるOneDriveのアイコンを右クリックし、メニューにある[設定]
から行います。[Microsoft OneDrive]ウィンドウの[フォルダーの選択]タブを開き、[フォルダーの選択]ボタンをクリックすると、同期しているフォルダ一一覧が表示されます。同期したいフォルダーはチェックを
入れ、最後に[OK]ボタンをクリックすれば設定は完了です。

 OneDriveの設定でフォルダーを指定
 OneDriveの設定でフォルダーを指定
離れた場所のパソコンヘ
プラウザーでアクセス
 またOneDriveを使えば、離れた場所にあるパソコンにもアクセスできるようになります。
 例えば、書類を白宅で完成させたのに、同期用フォルダーヘ保存するのを忘れて出社してしまった……
という場合に、本機能が有用です。
 OneDrive設定画面の[設定]タブにある[OneDriveを使ってこのPC上のファイルにアクセスできるようにする]
にチェックを入れます。これでWebブラウザーを使って、どこからでも自宅のパソコン内のファイルにアク
セスできるようになります。ただし、この機能を使うには対象となるパソコンの電源が入っている必要があるので気を付けましょう。
出先から自分のパソコンにリモートアクセス
 出先から自分のパソコンにリモートアクセス