Windows 10はパソコンとタブレットPC、スマートフォンの操作環境の統合、クラウドとの統合を目指した新しいOSです。ここでは、Windows 10の主な新機能と魅力について紹介します。

操作の起点となるスタートメニューが進化!

Windows 10では、Windows 7のスタートメニューとWindows 8/8.1のスタート画面を統合した、新しいスタートメニューが利用できます。見やすさと効率を両立させた操作環境でアプリの起動や設定の変更ができます。

●アプリの一覧とタイルが利用できるインターフェース

アプリの一覧とタイルが利用できるインターフェース

[スタート]ボタンをクリックすると、左側によく使うアプリや[設定]ボタン、[電源]ボタン、[すべてのアプリ]ボタンなどが一覧表示され、右側にタイルの一覧が表示される。

●すべてのアプリ、ライブタイル

すべてのアプリ、ライブタイル

[すべてのアプリ]ボタンをクリックすると、アルファベット順、五十音順に整理されたアプリの一覧が表示される。

タイルはグループごとに表示され、アプリを起動しなくても最新情報や通知が表示されている。

Cortanaを利用して音声でパソコンの操作や検索ができる!

パーソナルアシスタントCortana(コルタナ)を利用すれば、音声で検索キーワードを入力したり、アプリを起動したりできます。Cortanaからも音声で応答が返されます。

●Cortanaを利用した音声認識

Cortanaを利用した音声認識

音声で指示を出せばアプリの起動やWebページのキーワード検索ができる。

「6時に起こして」「明日の会議をリマインド」などと話すとアラームのセットや予定の入力ができる。

新しいブラウザー Microsoft EdgeでWebページを活用!

Windows 10ではMicrosoft Edgeと呼ばれる新しいブラウザーが標準で利用できます。基本的な使い方はInternet Explorerと同様ですが、Webページから読み取りや書き込みも簡単にできるようになっています。


Webノートを利用すれば、Webページの内容にマーカーを引いたり、マウスを使って手書きのメモを入力したりできる。

ハブには[お気に入り]、[リーディングリスト]、[履歴]、[ダウンロード]の情報が一覧表示される。[リーディングリスト]とは後で読む記事を保存したもの。

Windowsアプリのウィンドウサイズが自由に変えられる!

●ウィンドウのサイズ変更や移動

ウィンドウのサイズ変更や移動

ウィンドウの境界をドラッグするとウィンドウのサイズが変えられる。タイトルバーをドラッグするとウィンドウを移動できる。

●さまざまなアプリを手軽に入手

さまざまなアプリを手軽に入手

alt+tabキーなどを使ってWindowsアプリとデスクトップアプリの区別なく、前面に表示するウィンドウを切り替えることができる。

デスクトップの切り替えだけでなく、デスクトップ間でウィンドウを移動したり、ウィンドウを切り替えたりすることもできる。

(注) 本書では、ユニバーサルWindowsアプリを、単にWindowsアプリと略記します。

仮想デスクトップで画面を拡張できる!

1つの画面で複数のデクストップを切り替えて使う機能を仮想デスクトップと呼びます。作業によってデスクトップを切り替えるなど、柔軟な利用ができるようになります。

●作業ごとにデスクトップを切り替え

作業ごとにデスクトップを切り替え

仮想デスクトップを利用すれば、作業ごとにデスクトップを切り替えてアプリを起動できるので、パソコンをより有効に活用できる。

●ウィンドウの移動や切り替え

ウィンドウの移動や切り替え

デスクトップの切り替えだけでなく、デスクトップ間でウィンドウを移動したり、ウィンドウを切り替えたりすることもできる。

アクションセンターに各種の通知をまとめて表示!

メールの到着や更新プログラムのインストール終了など、アプリやWindowsからの通知がアクションセンターに表示されます。セキュリティ上の問題などが通知された場合、通知をクリックすれば素早く設定を変更できます。

●アプリやシステムからの通知を表示

アプリやシステムからの通知を表示

アクションセンターにはメールの到着などさまざまな通知が表示される。対応の必要な作業に素早く対処できる。

セキュリティ上の問題などもアクションセンターに通知される。通知をクリックするだけで、問題を解決したり、設定画面を表示したりできる。

OneDriveを利用したクラウド統合!

Microsoftアカウントでサインインすれば、OneDriveなどのサービスが利用できます。OneDriveでは、インターネット上の記憶領域が、あたかもパソコンに接続されたハードディスクのように利用できます。

●エクスプローラーとの統合

エクスプローラーとの統合

OneDriveのアイコンがエクスプローラーに表示されているので、一般的なフォルダーを開くようにインターネット上の記憶領域にアクセスできる。

● パソコンのフォルダーを外部から利用

パソコンのフォルダーを外部から利用

Microsoft Edgeなどのブラウザーを使ってOneDriveのWebサイトにサインインすれば、パソコンのフォルダーにアクセスすることもできる。