Microsoftアカウントとローカルアカウント

Microsoftアカウントとはパソコンの設定やアプリの設定をMicrosoftのサーバーで一元的に管理する仕組みです。Microsoftアカウントを利用するとMicrosoftのサービスを利用するアプリが使いやすくなる、複数のパソコンを同じ利用環境で使えるといったメリットがあります。以前から使われていたローカルアカウントでのサインインもできます。

Microsoftアカウントによるサインイン

どのパソコンを使っていても同じ設定で操作ができます。あるパソコンで変更した設定をサーバー経由でほかのパソコンにも反映できます。職場のパソコンでも、モバイル用のノートパソコンやタブレットPCでも同じ設定で操作したい場合に便利です。

Microsoftアカウントによるサインイン

ローカルアカウントによるサインイン

パソコンそのものにサインインするので、PCの設定を変更してもほかのパソコンには影響しません。Microsoftのサービスを利用するアプリを使うためには、パソコンへのサインインとは別にアプリごとにMicrosoftアカウントでサインインする必要があります。

ローカルアカウントによるサインイン

ローカルアカウントをMicrosoftアカウントに切り替えるには

[設定]の[メールとアカウント]画面を表示して[Microsoftアカウントでのサインインに切り替える]をクリックし、メールアドレスやパスワードなどの必要な情報を入力します。Microsoftアカウントを利用すると、どのパソコンからサインインしても同じ利用環境で作業ができます。


Microsoftアカウントでサインインするメリットとは

アプリの中にはMicrosoftアカウントによるサインインが必要なものがあります。ローカルアカウントでパソコンを利用してい る 場 合 に は、 そ の 都 度Microsoftアカウントでサインインする必要がありますが、はじめからMicrosoftアカウントでパソコンにサインインしていればその操作が必要なくなります。また、Microsoftアカウントは一元管理されているので、ほかのパソコンでも同じアプリを利用したり、デスクトップや言語を同じ設定に同期したりできます。

Microsoftアカウントでサインインするメリットとは

Microsoftアカウントとして利用できるメールアドレスは

以前にマイクロソフトのサービスを利用していて、以下のようなメールアドレスを取得していれば、そのメールアドレスをMicrosoftアカウントとして利用し、サインインすることができます。なお、この表以外のメールアドレスをMicrosoftアカウントとして使いたい場合は、64ページのHINTを参照してください。

Microsoftアカウントとして利用できるメールアドレスは

ユーザーのアイコンからも[アカウント]画面が表示できる

スタートメニューの左上に表示されているユーザー名をクリックし、[アカウント設定の変更]を選択すると、手順4の[アカウント]画面が表示できます。

メールアドレスは新規取得できる


手順7の画面に表示されている[作成しましょう!]というリンクをクリックすれば、Microsoftアカウント用のメールアドレスが新規取得できます。

メールアドレスは新規取得できる

Microsoftアカウントでのデバイスとは

手順9の画面に[デバイス」という表示がありますが、ここでは一般的な「装置」という意味ではなく、Microsoftアカウントを利用するパソコンやタブレットPC、スマートフォンなどのことを指します。

2段階認証を利用しているときは

手順7の次に、セキュリティコードを受け取るための画面が表示されます。メールアドレスまたは電話番号を入力すれば、その宛先にセキュリティコードが送られてくるので、そのコードを入力して本人であることを確認します。また、スマートフォンの認証アプリを使っている場合は、スマートフォンのアプリで作成したセキュリティコードを入力する画面が表示されます。2段階認証の詳細については、67ページを参照してください。

2段階認証を利用しているときは

本人確認するには

[設定]の[メールとアカウント]画面に「このPCで本人確認を行う必要があります」と表示されていれば、その下の[確認する]というリンクをクリックし、セキュリティコードを受け取る方法を選択するための画面を表示します。この画面で携帯電話のSMS(ショートメール)、電話での音声による通知、別のメールアドレスのいずれかを選択し、電話番号やメールアドレスを正しく指定すれば、セキュリティコードを入力するための画面が表示されます。セキュリティコードは、指定した方法で送信されるので、受け取ったコードを入力すれば本人確認ができます。本 人 確 認 が 終 わ る ま で はWindowsストアでアプリのダウンロードやパスワードの同期などができません。本人確認のリンクが表示されていない場合は、すでに本人確認が行われています。


本人確認するには

PINとは

Personal Identification Numberの 略 で、Windowsでは4桁の数字を使います。Microsoftアカウントのパスワードを使えば、どのパソコンからでもサインインできますが、PINはそのパソコンにしか保存されていないので、ほかのパソコンからは同じPINでサインインできません。パスワードが漏洩すると他者に自分のアカウントを使われてしまう危険がありますが、PINの場合はそういった危険を回避できます。また、PINの方が入力が簡単なので、サインインしやすくなります。ただし、キャッシュカードの暗証番号と同じ番号にすると、PINの漏洩により、(パソコンは安全でも)キャッシュカードが不正に使われる危険があります。ほかの暗証番号とは異なる数字にしておきましょう。

Microsoftアカウントを取得するには

[Microsoftアカウントのセットアップ]画面で[作成しましょう!]というリンクをクリックし、必要な情報を入力していきます。この設定により、メールアドレスの取得とMicrosoftアカウントへの登録が同時にできます。取得できるメールアドレスのドメインは、標準では「outlook.jp」となります。

任意のメールアドレスをMicrosoftアカウントに登録するには

こ こ で 示 し た 操 作 で はMicrosoftアカウントを取得するときに、新しいメールアドレスも併せて取得しています。しかし、Microsoftアカウントではどんなメールアドレスでも使えるので、手順2の画面でメールアドレスを新規登録せずに自分が利用しているメールアドレスを入力しても構いません。それ以降はここで示した操作と同じです。

任意のメールアドレスをMicrosoftアカウントに登録するには

マルチユーザーの追加時にもMicrosoftアカウントを取得できる

[アカウント]画面の左側の一覧にある[家族とその他のユーザー]をクリックして[家族のメンバーを追加]や[その他のユーザーをこのPCに追加]をクリックすると、パソコンを利用する別のユーザーを追加できます。その場合、家族のユーザーはMicrosoftアカウントが必要です。その他のユーザーは、Microsoftアカウントでもローカルアカウントでも構いません。いずれも場合も、その場でMicrosoftアカウントを新しく作ることができます。手順はここで示した流れと同じです。

マルチユーザーの追加時にもMicrosoftアカウントを取得できる


メールアドレスがすでに使われているときは


登録しようとしたメールアドレスがすでに使われている場合には、手順5の[パスワード]ボックスをクリックしたときに「このメールアドレスは既に使われています。別の名前を試すか、次の中から選んでください」と表示されます。「次の中から選んでください」というリンクをクリックすると、利用できるメールアドレスの候補がいくつか表示されます。その中から選択するか、別のメールアドレスを入力して、使われていないメールアドレスを指定します。

メールアドレスがすでに使われているときは


outlook.jp以外のドメインを利用するには


手順4で、すでに使われているメールアドレスを指定すると、利 用 できる候 補 の 中にhotmail.comやoutlook.comなどのドメインを使ったメールアドレスが表示されます。いずれかを選択し、ユーザー名を修正すれば、outlook.jp以外のドメイン名も利用できます。

outlook.jp以外のドメインを利用するには

セキュリティ情報とは


パスワードを忘れたり、アカウントが他者によって不正に利用されたりした場合に、パスワードをリセットするための本人確認に必要な情報です。電話番号または、別のメールアドレスを指定します。電話番号の代わりに、別のメールアドレスを指定するときには、手順7の画面で[代わりの別のメールを追加]というリンクをクリックします。


アカウント情報が広告などに利用されないようにするには


「Microsoft Advertisingに……」のチェックマークを外します。チェックマークが付いた状態の場合、アカウントの情報を利用して、関連のある広告などが表示されるようになります。後から、この設定をオフにするには、まず[設定]の[メールとアカウント]画面で[Microsoftアカウントの管理]をクリックし、[Microsoftアカウント|ホーム]のWebページを表示します。次にそのページで[セキュリティとプライバシー]をクリックし、画面の右下に表示されている[広告の設定]をクリックします。最後に、[Microsoftアカウントの利用時は広告を個人用に設定]の下のボタンをクリックしてオフにします。このとき、Microsoftアカウントでのサインインが必要になることがあります。

アカウント情報が広告などに利用されないようにするには

2段階認証を設定するには


[Microsoftアカウント]のWebページの[セキュリティとプライバシー]画面で[その他のセキュリティ設定]をクリックし、[2段階認証のセットアップ]をクリックします。2段階認証を設定すると、信頼されていないデバイスでアカウントに関する重要な設定を行うときに、セキュリティコードの入力が必要になります。これによりアカウントの不正利用を防ぎます。

2段階認証とは


パスワードを入力しただけでサインインできると、万一パスワードが漏洩した場合、不正にサインインされてしまう危険があります。そこで、サインインしたときに、あらかじめ登録した連絡先にセキュリティコードを送り、そのセキュリティコードを入力してはじめてサインインできるようにします。これが2段階認証です。他者がサインインを試みた場合でも、セキュリティコードは自分にしか届かないので、不正なサインインを防げます。

2段階認証とは


[Microsoftアカウント]のWebページでできることは


手順2のWebページでは、名前や住所などの個人情報を編集したり、利用しているサービスを管理したりできます。また、ストアでの購入履歴や支払いの方法、ギフトカードの残高、クレジットカードの情報、デバイスの管理、家族の設定や活動レポートの表示など、さまざまなことができます。

[Microsoftアカウント]のWebページでできることは

2段階認証するには


Microsoftアカウントに関する設定を行うときに、セキュリティコードを入力する画面が表示されます。セキュリティコードは電話の音声応答システムまたは携帯電話のショートメール、別のメールアドレスのいずれかに送信されるので、受け取った数字(4桁または7桁)を入力します。これにより、本人であることを確認し、設定が実行できるようになります。なお、パソコンが信頼済みデバイスに設定されている場合、重要な設定変更以外ではセキュリティコードの入力を省略できます。

2段階認証するには


回復用コードも表示できる


手順6の画面の下の方には[回復用コードを置換]というリンクが表示されています。このリンクをクリックすると、セキュリティ情報にアクセスできなくなった場合に備えた回復用コードが表示されます。このコードを控えておけば、万一パスワードを忘れた場合でもMicrosoftアカウントのパスワードをリセットできるようになります。回復用コードは他人に見られない安全な場所に保管しておく必要があります。

信頼済みデバイスとは


Microsoftアカウントでサインインするときに、2段階認証のセキュリティコードを入力しなくてもいいパソコンやタブレット、スマートフォンなどを「信頼済みデバイス」と呼びます。2段階認証のときに[このデバイスでは頻繁にサインインするので、コードの入力は不要にする]にチェックマークを付けると信頼済みデバイスになります。個人が所有する機器で、ほかの人に使われる可能性がない場合にこの設定をしておくと、重要な設定変更以外での認証が簡単になります。共用のパソコンなどを信頼済みデバイスに設定しないようにしましょう。

信頼済みデバイスとは

スマートフォンのアプリによる2段階認証を利用するには


2段階認証ではセキュリティコードを送信する代わりに、スマートフォンやタブレットのアプリを使ってセキュリティコードを作成し、それを入力する方法もあります。手順8の画面でスマートフォンの種類を選択すると、認証アプリの入手先のリンクとQRコードが表示されます。まず、リンクをクリックして認証アプリを入手し、スマートフォンにインストールしておきます。次にスマートフォンの認証アプリを起動し、画面に表示されているQRコードを撮影します。これで設定が完了です。6桁の数字がスマートフォンに表示されるので、それを入力すれば動作の確認ができます。実際に2段階認証を行うときには、スマートフォンの認証アプリを起動して、6桁の数字を表示します。その数字をセキュリティコードとして入力すれば認証が完了します。

スマートフォンのアプリによる2段階認証を利用するには

Microsoftアカウントをローカルアカウントに切り替えるには


[設定]の[メールとアカウント]画面で[ローカルアカウントでのサインインに切り替える]をクリックし、ユーザー名やパスワードなどの必要な情報を入力します。ローカルアカウントでサインインした場合、Microsoftアカウントが必要なアプリでは個別にサインインする必要があります。


アカウントの種類を確認するには


手順1の画面では、ユーザー名の下にアカウントの種類が表示されています。Microsoftアカウントの場合はメールアドレスが表示されており、ローカルアカウントの場合は「ローカルアカウント」と表示されています。

アカウントの種類を確認するには


ローカルアカウントに切り替えると設定が同期されない


Microsoftアカウントからローカルアカウントに切り替えると、パソコンの設定がMicrosoftアカウントに同期されなくなります。例えば、画面の配色やデスクトップの設定を変更しても、同じMicrosoftアカウントで使っていたほかのパソコンの設定は変わりません。同様に、ほかのパソコンでの設定もローカルアカウントで利用しているパソコンの設定には影響しません。

ローカルアカウントに切り替えると設定が同期されない

ローカルアカウントのパスワードも設定しておく

手順5ではローカルアカウントのパスワードを指定します。設定するパスワードは以前使っていたローカルアカウントのパスワードでも、新しいパスワードでも構いません。パスワードを省略することもできますが、パスワードなしでパソコンが使えるようになってしまうことに注意が必要です。ローカルアカウントでもパスワードを設定しておくことをおすすめします。

ローカルアカウントのパスワードも設定しておく

アプリがMicrosoftアカウントに切り替えることもある

ローカルアカウントでサインインしていても、OneNoteなどのアプリでは、Microsoftアカウントでサインインすると、パソコンへのサインイン方法がMicrosoftアカウントに切り替えられてしまうことがあります。その場合、アプリのサインイン画面で[このアプリにのみサインインする]をクリックすると、パソコンへのサインインはローカルアカウントのままとなります。