トラブル発生を踏まえて早めのアップグレードを


 先月4月11日、ウィンドウズビスタの延長サポートが終了したばかりだが、実はウィンドウズ7の延長サポート朗聞も残すところあと約1000日(2年半)となった延長サポートが終了すると、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなり、新たに見つかった脆弱性に対処できなくなるそのまま使い続けると、ウイルス感染や情報流出などさまざまなリスクに晒され人変危険だ.7の延長サポート終了日は、2020年1月14日なので、それまでに最新のウィンドウズ10ヘアップグレードしておこう.ただし、移行時にはなんらかのトラブルが発生しやすい.ギリギリではなく、早めに移行しておくほうが対処しやすいそこでここでは、7から10へのアップグレード手順を徹底解説するしっかり目を通しておけば、スムーズにシステムが移行できるはずだ

Windows 7の延長サポート期間はあとわずか! 

Windows 7の延長サポート期間はあとわずか

延長サポート期間終了前にやるべき対策はコレだ!

今使っているパソコンにWindows 10をインストールする


 簡単なのはパソコンのOSだけ10にアップグレードする方法。個人用ファイルやアブリをそのまま引き継げるので手軽だ。ただし、一部デバイスが機能しなくなるなどトラブルも発生しやすい


新しいWindows 10パソコンを購入して旧パソコンからデータを移行する

 

資金に余裕があるのなら、Windows 10搭載の新しいパソコンを購入するのもオススメ。データの移行は少し面倒だが、各種デバイスが動かなくなるなどのトラブルは、まず発生しない


サポートが終了したWindowsで凶悪なマルウェアが大感染中!

 現在「WannaCry」という凶悪なマルウェアが世界中で猛威を振るっており、XPなどの延長サポート期間が終了した古いOSを中心に被害が拡大中だ。そのためマイクロソフトは5月13日、XPを含むサポートが終了した一部OS向けのセキュリティ更新プログラムを緊急提供するという異例の対応をとった。とはいえ、脆弱性がすべて修正されるわけではないので、古いOSを使い続けること自体リスクが高い。

まずはOS標準機能でバックアップしよう


 ウィンドウズ7から10にOSだけアップグレードする場介、佃人用ファイルやアプリをそのまま引き継ぐことができる。とはいえ、写真やメール、重要ファイルなどは万が一の場介に備えてバックアップしておこう。個別にバックアップするのが面倒なら、OSの標準機能でシステムディスクを丸ごとバックアップしてもいい、データはディスクイメージ形式で保存されるので、あとで必要なファイルだけを取り出すこともできる。新しいパソコンにデータを移行したいときにも使える便利なワザだ


「システムイメージの作成」で完全バックアップ

システムイメージの作成

ウィンドウズ10ヘアップグレードしよう


 ここからは、ウィンドウズ7のパソコンに10を導入する方法を紹介しておくウィンドウズ10は、「メディアクリエイションツール」という公式ツールでダウンロードおよびインストールが可能た別途ライセンスの購入も必要だが、これはあとからでも大丈夫とりあえず10にアップグレードしてみて、問題がないかを確認してからライセンスを購入するのがオススメやっぱり7に戻したいといった場合でもすぐに戻せるので安心だなお、ウィンドウズ10はHomeとProの2種類のエディションが存在している下記の手順では、実行しているシステムに最適なエディションが自動的に選ばれる仕組みた別のエディションを選択したい場合は、手順3で「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択し、このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外して好きなものを選択しておこう

Windows 7のパソコンをWindows 10にアップグレードする方法

 Windows  7のパソコンをWindows lOにアップグレードする方法

バーチャルPCアプリを使ってWindows 10環境で7を併用する


 「VMware Workstation Player」のようなバーチャルPCアプリを利用すれば, Windows 10上でwindows 7環境を動作させることが可能だ. 10だと上手く動かない古いアプリがあった場合でも、7環境の仮想マシンがあれば正常に実行させることができる。しばらく10環境に完全移行できないのであれば、この方法で7環境も併用するといいだろう。