タブレット向けのソフトウェアキーボード
「タッチキーボード」の特殊キー
「タッチキーボード」を起動する
「タッチキーボード」を起動する
タッチ操作で文字入力ができる「タッチキーボード」
Windows 10は、基本的にマウス(タッチパッド)とキーボードで操作するように設計されています。しかし、タブレットのようにキーボードを装備していない場合や、タッチ対応のパソコンでは、タッチ操作で文字入力できるソフトウェアキーボードの「タッチキーボード」を利用します(「タップ」については44ページを参照)。
タッチキーボードは、アプリの入力欄をタップするか、通知領域にあるキーボードアイコンをタップすると表示されます。両面上のキーをタップすると、そのキーが文字として入力され、実際のキーボードと同じように使えます。
日本語や英数字はもちろん絵文字も使える
タッチキーボードを使う場合、まず覚えたいのが、スペースキーの左にある[あ]、もしくは[A]と記されたキーです。このキーは入力モードによって表示が変わるため、[あ]と表示されていれば、現在の人力モードは日本語です。この[あ]をタップすると[A]に表示が変わり、英字入力に切り替わります。つまりこのキーは、現在の入力モードの確認と切り替えが行えるのです。
タッチキーボードの画面上には記号や数字はありませんが、キーボードの左下にある[&123]をタップするとキーボード全体の表示が切り替わります。これ以外にも、[↑](Shift)キーで大文字入力、[Ctrl]キーでショートカットキーの利用、[顔文字]で絵文字が使えたりします。
レイアウトを変えてフリッグ入力などを使う
キーボードのレイアウトを変えるには、右下にある[キーボードアイコン]をタップし、[言語設定]の上に並ぶアイコンで選択します。左から順に、通常/分割キーボード/手書き入力/フルキーボードの4種類です。
分割キーボードは、サイズが大きいタブレットなどを両手で持って使う場合に便利なレイアウトで、左側に英数字や記号、右側に日本語が表示されます。キーをタップしたまま指を上下左右にスライドさせることで他の文字を選択できる「フリッグ入力」に対応しているので、スマートフォンに慣れている人ならすばやく入力できるでしょう。
手書き入力は、ひらがなやカタカナはもちろん、漢字まで入力できるのが強みです。タッチキーボードは
漢字変換操作がしづらいのが難点ですが、手書き入力なら最初から漢字が入力できたり、読み方のわからな
い漢字まで入力できたりします。
レイアウトを切り替える
レイアウトを切り替える
実際のキーボードに近いフルキーボードを使う
実際のキーボードに近い機能を求めるならフルキーボードを選びましょう。ただし、初期設定ではこのレイアウトは選べません。[設定][デバイス]の[入力]にある[ハードウェアキーボードに準拠したレイアウトをタッチキー
ボードのオプションとして追加する]をオンにします。
キー数が多いため、画面の小さいタブレットではキーが小さくなり、少しタップしづらくなりますが、本来のハードウェアキーボードに近いレイアウトが使いやすいという人にはよいでしょう。
フルキーボードを使えるようにする
フルキーボードを使えるようにする