デザインが刷新された「設定」
「コントロールパネル」からの脱却がより進んだ
 「設定」に関するメニューも、Windows 8.1から大きく変わっています。従来は、画面右からせり出す「チャーム」から「PC設定」を呼び出すことで、パソコンの各種状態を確認し↑こり、設定を変更できるようになっていました。しかし、必要最低限の項目しかなく、より深くPCの設定を変更したければ「コントロールパネル」を開く必要がありました。
 Windows 10では、この「PC設定」メニューを廃止し、新たにスタートメニューから開くことができる「設定」が追加されています。より細かくカテゴリ分けされ、Windows 8.1時代の「PC設定」よりもさらに深いセッティングが行えるようにもなりました。そのため、多くのユーザーにとっては「設定」だけで充分と感じるほど充実しています。
 とはいうものの、さらに深いセッティングを行う必要が生じることもあります。そのようなときのためにスタートメニューから従来の「コントロールパネル」を呼び出せるようにもなっています。
 Windows 10の「設定」
 Windows 10の「設定」
新たに設けられた「設定」のトップ画面。各カテゴリがシンブルなアイコンで分類されている。それぞれのアイコンをクリックすると、実際の設定画面へ移行する。
Windows 8.1の「PC設定」
 Windows 8.1の「PC設定」
「PC設定」はシンフルだか設定項目が少なく、従来のコントロールパネルに頼らざるを得ない場面も多い。両者の差別化が不明瞭たった点もユーザーの混乱を招いた。
コントロールパネルはどうなる?
パソコン設定の基本はWindows 10では「設定」で網羅されています。ところが、システム内部(ドライバーなど)の設定に関しては、まだコントロールパネルが必要です。コントロールパネルはWindows 8ではチャームから呼び出すことができましたが、Windows 10では、スタートメニューを右クリックして表示されるメニューからしか開けないようになっています。システムのより深い設定はコントロールパネルへ、それ以外は「設定」へと使い分けが進むのではないでしょうか。
 コントロールパネルはどうなる
Windows 10にもまだ「コントロールパネル」は存在し、ここでしか設定できない項目も残っている。